台湾Rikoのブログ

2020年10月より、夫の駐在のため会社を辞め、台湾・台北にて生活を始めたアラサー駐妻です。

コロナ禍における、台湾入国方法まとめ~④自宅隔離

さて、無事に台湾に到着してタクシーに乗って帰宅できたわけですが、

これから14日間の自宅隔離が始まります。

 

隔離中はホテルを取らないといけないのかな!?と怯えていましたが、

自宅にバストイレが2つ以上あれば自宅隔離でOK(家族と使い分けられるため)

とのこと。うちはバストイレ2つあるのでギリギリセーフでした…。

 

台湾で隔離期間中に外出した場合、罰金100万元(=約360万円)が課されます。

実際に、隔離中に外出して100万元の罰金を支払わされた男性もいたそうですので、絶対に外出しないようにしましょう!!

 

隔離中、毎日やらなければならないことは2つ。

 

  1. 当局からのSMSへ返信する
  2. 当局からの電話に出る

 それぞれ説明していきます。

 

 1.当局からのSMSに返信する

 

これは、空港で購入&登録した携帯番号宛に毎朝送られてくるSMSに返信するというもの。

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SMSのスクショ。毎日、同じ文面です。

内容は、

「体調に問題なければ1、何かコロナっぽい症状があれば2、他の症状があれば3を返信してください」

というもの。

私は毎日ひたすら、「1」と返信しました。

すると、自動返信で「Thank you for your cooperation...」みたいなのが返ってきて終わりです。

ちなみにこれ、SMSに気付かずにいると、こちらが返信するまで、15分おきぐらいに同じものが送られてきます。

 

2.当局からの電話に出る

 

これは、SMSに返信した後に、当局の人からかかってくる健康チェックの電話に出るというものです。

電話の内容は、

「体調に問題ない?」

「うん、ないよ!」

「OK~バイバイ」

以上。

時間にして1分もありません。

初日の電話で、英語か中国語どちらがいいか聞いてくれるので、中国語が喋れなくても大丈夫です!

時間は不規則なので、朝10時台のこともあれば、夕方16時台のこともありました。

 なんか昼過ぎまで電話がないとソワソワしてしまう私…。笑

 

ちなみに、隔離期間の後半は電話がかかってこない日も2日ほどありました。

14日間で、合計12回の着信がありました。

 

実質的には21日間の監視 

 

最終日の電話では、「おめでとう!今日がLast dayです!」と言われました。

晴れてこれで解放・・・!と思いきや、

14日の隔離期間を終えた後の7日間は「自主健康管理期間」と設定されていて、

・外出時に必ずマスクを着用すること(これも破ると罰金)

・なるべく公共の場への出入りを自粛すること、ソーシャルディスタンスを保つこと、

・コロナっぽい症状があったらすぐに電話すること

と言われました。

 

知らなかったのですが、15日目以降も21日目までは毎日SMSに返信し続けなければならないため、空港で買うSIMカードは余裕を見て一か月分ぐらいを購入したほうが良いです!途中で電話番号が変わると、当局にその旨連絡しなければならず、面倒くさいので…。

 

自宅隔離を終えて

隔離中は、毎日当局の人が家にチェックに来るという噂を聞いていたので、中国語喋れない私は怖かったのですが、結局誰も訪ねてくることはありませんでした。

 

それにしても、こんなにも強制的に一歩も外に出られないという経験は初めてで、正直精神的にキツかったです…。なんか人間の尊厳を失われるというか。大げさだけど、そんな気分。w

そんな中、私を支えてくれたのは、まぎれもなく、Netflixでした…!!

最初の三日で愛の不時着を全部見終わって、そこから進撃の巨人にドハマリし、シーズン3まで全部見終わりました!!ただのグロ漫画だと思って食わず嫌いしてた自分を恥じた。。まじで面白かった!

あとはYoutube見ながらヨガしたり、料理作ったり、掃除洗濯したり…。料理を作るにも、スーパーに食材すら買いにいけないので、仕事帰りの夫に頼んで買ってきてもらっていました。

前半、Netflixにハマっていたときは全然余裕だったけど、最後の3日とかは正直かなりキツかったなぁ…。

まだ家が広かったから耐えられたものの、これが狭~いホテルだと思うと、本当に気が狂いそうです。。。

同じ便で台湾に来た皆さんも、無事に隔離終えたかなぁ…。

でも、やはりこの一連を通じて、空港に降り立った瞬間から管理方法がシステム化されていて、台湾当局の対応の素晴らしさを実感した次第です。

 あと、進撃の巨人の面白さに気づけて幸せでした。笑